参入は簡単だが維持が難しく、収益モデルも未確立――ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)という難しいビジネスに、また1社が名乗りを上げた。ネットを活用した音楽ファンドを販売するミュージックセキュリティーズだ。 同社は、投資家同士をつないでSNS化する計画。音楽仲間や投資家仲間を呼び込んでもらってファンドを盛り上げる。アーティストの試聴用ファイルも提供。人気が高ければ、原盤権のファンド化も計画する。 「投資家を増やしてファンドを盛り上げるには、SNSが効率的」――同社の小松真実代表取締役は話す。音楽ファンドの投資家は、友人に音楽をすすめたり、音楽について話し合うのが好きな人が多い。SNSで友人とつながる仕組みを作り、Blogや掲示板など音楽について語れる場を提供。知り合いを気軽に招待してもらい、ユーザーベースを広げる。現在の会員数は数千人だが、これを10万人に増やすのが目標だ。 投資商