【モスクワ=瀬口利一】インターファクス通信は8日、露空軍当局者の話として、日本海上空を訓練飛行中の戦略爆撃機2機が、日本の航空自衛隊のF15戦闘機に2度にわたり追尾され、護衛のためスホイ27戦闘機2機を発進させたと報じた。 露軍は、「公海上を飛行し、領空は侵犯していない」としている。 追尾が行われたのは、日本時間同日午後1時から2時半ごろにかけて。報道によると、ロシア沿海地方の基地から離陸した2機の超音速長距離爆撃機ツポレフ22M3型が、千歳基地(北海道)から急発進したF15戦闘機2機に30分間にわたり追尾された。その後、百里基地(茨城県)の別のF15戦闘機2機にも4分間、追尾されたという。