ドイツ北部を中心に感染が広がった腸管出血性大腸菌O(オー)104について、ドイツの連邦保健省など衛生当局は10日、スプラウト(新芽野菜)が感染源である可能性が高いと発表した。 一方、これまで食用を控えるよう呼びかけていた生のキュウリ、トマトやサラダ用の葉物野菜については「制限なく味わって」と「安全宣言」を出した。 連邦の衛生研究所などが、患者が食事をとったレストランなどを追跡調査したところ、スプラウトを食べた人の発症例は、食べなかった人の約9倍にのぼった。スプラウトから菌が実際に検出されていないため確定でないが、感染源として明言したのに近く、食べないように国民に求めた。