印刷 関連トピックス新燃岳 気象庁の火山噴火予知連絡会は11日、全国の火山活動について、九州の新燃岳と桜島で、大きな噴火の懸念があるとする現状をまとめた。新燃岳と桜島は現在、入山規制が行われる噴火警戒レベル3になっている。 新燃岳は、1月下旬から本格的な噴火が始まり、その後も噴火を繰り返している。同庁は全地球測位システム(GPS)を使って周辺の観測を継続。新燃岳の北西数キロメートルの地下にあるマグマだまりが、1月から2月1日にかけての噴火後に急激に縮んだものの、その後膨張を続けていることが分かっている。 同会によると、地下のマグマだまりには、噴火で放出された量の半分以上のマグマが、新たに供給されていると見られる。そのため、今後爆発的な噴火の可能性があり、噴石や降灰などへの警戒が必要だという。 一方、桜島の昭和火口では、爆発的なものも含めた噴火の回数が6月の45回から9月には204回