【北京=奥寺淳】中国・北京の故宮(紫禁城)が、約600年の歴史で初めて全面禁煙になった。展示物の保存や火事による焼失を防ぐためだ。1987年の世界遺産登録後は「禁煙」の看板を設置したものの、吸い殻のポイ捨てが一向にやまず、「罰則」の伴う実力行使に踏み切った。北京紙・新京報などが伝えた。 中国皇帝の居城として栄華を誇った故宮は、中国最大で最も保存状態の良い宮殿。これまでも火事に備えて鉄や銅製の水おけなどが置かれていたが、抜本的な対策は取られなかった。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら