米疾病対策センター(CDC)は13日、ジカウイルスが小頭症その他の先天性障害を起こすことを示す十分なエビデンス(疫学的な根拠)が得られたと発表した。CDCの研究チームは確立された科学的な基準を用い、既存のデータと論文を解析。蚊が媒介するジカウイルスの母子感染と新生児の脳障害に明らかな関連性があることを突き止めた。 40余りの関連論文などを精査したCDCのメタ解析論文は、4月13日発行の医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスンに掲載された。既存の論文と個々の症例の共通点に加え、先天性障害の多発を説明できる他の要因がないことがジカウイルスとの関連性を断定する決め手となった。 小頭症以外の脳障害や発達障害も 「この研究はジカ熱の集団発生対策の転換点になる」と、CDCのトーマス・フリーデン所長はメディア向けの声明で述べている。「ジカウイルスが小頭症を引き起こすことがはっきりした。小頭
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