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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/kenkaian (9)

  • ゴマブックスが民事再生 - 2009-09-06 - 狷介庵無聊雑録

    出版業界 | 02:35 | お久しぶりです、何とか生きてます。コメントとか返す余裕は多分ありませんが、畳むのも面倒なので開けたままにしておきます。 さて、もう昨年くらいからは秒読みと言われていたゴマブックスが遂に逝ってしまったご様子です。ゴマ自体からの正式発表はまだでHPも現時点では見られますが、書店は取次からのアナウンスによって既に委託期間内商品の返品作業を始めているので、週明けには正式発表があるでしょう。因みに、業界内でやばいやばいと言われていたのにはある程度根拠があって、出版点数が極端に増加していたわけです。草思社もそうでしたが、委託制度は粉飾決算製造装置でもあり、取り敢えず新刊を作って入れてしまえば見せかけ上の売り上げは立つわけです。しかし、返品が返ってきたら、更にそれを上回る搬入をせねばならず、一点一点の部数はそれほど増やせないので*1自然点数は増える。ここを見て貰えれば分かり

  • ブックファーストについて&小型店も凄いぞ - 狷介庵無聊雑録

  • 書籍の価格構成比をめぐる小考 - 狷介庵無聊雑録

    出版業界, 雑考 | 22:29 | お待たせしました。遅くなりましたが書きます。激しく長文です。 ここに至る経緯ラノベ作家とか絵師とか編集者とかに直接お金を渡したいなあこちらが発端となったエントリ。悪い癖が出てるなこちらで小生にご指名がありました。id:hobo_kingさんのエントリは続いていますが、エントリではひとまずid:sparkさんに答える形で少し書いてみようと思います。 書くに当たってまず、小生はもう書店員ではないので、書店員の立場から「それをやられると書店は困る」という議論はしません。また、hobo_kingさんの仰ることは心情としては分からなくも無いのですが*1、方法的に実現が難しいと思います。更に、sparkさんが仰るように、書籍とは著者だけが作るものではありません。見えにくい部分ですが、価格構成比の例を見つつ、ちょっと視点を変えてみませんか?ただし、普通にが読めれ

  • HJ文庫について思うこと - 狷介庵無聊雑録

    出版業界, 書店業務 | 21:07 | ランク配ですか。そうですか。でもまあぶっちゃけた話、小生もうどうでもいいと思ってます。創刊当初から拡材ばっかり何度も送っていただきましたが、肝心の配はぺらっぺら。こっちからFAX送っても、事前注文書を送ってくれたのはその時だけ。後は梨の礫。以降数ヶ月、一回もFAXは来ていません。一覧で注文出しても、在庫覧のチェックした分を注文分と間違えて出庫して下さいました。ダブりです、返品です。勿論、出庫分には注文FAXのコピーが添付されてました。なんでそれで間違えんねん!結局、小生配がなかった分は全部手打ちで発注してます。勿論一冊ずつですけど。仕方ないので毎月やってます。こんな感じである。ここまでコケにされると、流石に頭に来る。背表紙のデザインもすぐに変わって棚が汚いことになってるし、『NOVELJAPAN』は純文雑誌より売れないし(もうエンドに出すのや

  • 歴史は何度でも作られる - 狷介庵無聊雑録

    はてな, 雑考 | 00:46 | 割とラノベ界隈の方に向けて書いています。ラノベ史に関する記事やテキストを読むたびに思う事は、ラノベ史は辿ったり紐解いたりするものではなく、作られるものだなーということである。勿論、如何なるコト・モノの歴史であっても、程度の差こそあれそれはそうなのだが。──でも、やっぱりラノベの場合はそれが顕著なんじゃないかと思うわけです。あなたがそう思うものがライトノベルです。 ただし他人の同意を得られるとは限りません。なんといっても、コレがありますからね。やっぱりこれは的を射ていると思うですよ。ラノサイ杯の投票結果を見てもかなり幅広く投票されていますし、読者のラノベ観は重なりを持ちつつも、完全に一致はしていない事が分かります。さて、ではここで問題です。異なったラノベの定義を持つ人間が、それぞれにラノベ史を作り上げたとしたらどうなるでしょう?……無論違うものが出来上がり

  • ラノベ四誌の競合 - 狷介庵無聊雑録

    ラノベ四誌の競合 出版業界 | 23:51 | さて、『ノベルジャパン』が創刊されましたね。これで主なラノベ雑誌は四誌、ということになりました*1。ラノベ雑誌は、書店ではゲーム雑誌やマンガ雑誌のコーナーにあることが多いと思いますが、当店ではラノベコーナーのエンド台*2に平置きしています。 で、その売れ行きなんですが、大体こんな感じです。 『電撃hp』*3は流石にいい感じ。値段が少々高いのがネックですが、月ごとのばらつきも少なく、初速もあります。つくづく今のラノベ界の中心が電撃文庫にあることを思い知らされます。いや、大好きですが。 『ザ・スニーカー』もいい調子。最近ハルヒ効果でぐんぐん売り上げを伸ばしており、定期改正で入荷数を増やしたんですが、先月は売り切れてしまいました。ハルヒに頼りすぎのような気もしますが、この機会に新規読者を獲得しようという姿勢は当然ですよね。真価が問われるのは、ハル

  • 書店で『デスノート』が手に入らない理由 - 狷介庵無聊雑録

    書店で『デスノート』が手に入らない理由 出版業界, 書店業務 | 00:38 | 『デスノ』の話です。ぶっちゃけ、集英社様への文句でもあります。集英社の中の人は、謙虚に受け止めていただきたい。 さて、多くの書店員さんがあちこちで幾度も書いておられるように、現在『デスノート』は非常に入手困難な状態が続いております。当店でも、幾つかの巻は切らしている状態です。そして、日に数度はお客さんからの問い合わせを受けます。当店では大抵5人くらいはスタッフが店内にいますから、簡単なかけ算をして貰えればよろしい。昨日など、「この巻とこの巻が手に入らなかったんだが、貴店に在庫ありや?」という問い合わせの電話があった。殺気立ったお客さんに罵られることも珍しくない。「なんでないんだよ、映画やってんだろうが」とかね。まあ、ざっとこのような状況である。 で、書店の責任でもないのにいちいちお叱りを受けるのは馬鹿馬鹿し

  • 電撃対富士見 - 狷介庵無聊雑録

    出版業界 | 21:03 | 既に名うての方々が議論を尽くしておられるので、小生のような小者が出る幕はないかも知れないが、ちょっと書いてみます。押忍! 根性っ!http://d.hatena.ne.jp/kazenotori/20060426/1146034740http://d.hatena.ne.jp/USA3/20060427#p1http://d.hatena.ne.jp/r-motomura/20060427/p1http://novel.no-blog.jp/minkan/2006/05/post_3742.htmlえーと、上記のエントリから概要を把握していただけると助かります。さてさてさて、読んでいただければ問題となっている点はお分かりかと思いますので、そこら辺個別に書いていきます。箇条書き。電撃が時代性にマッチし、富士見は遅れている現在を電撃の天下と定義するならば*1、富士

  • 某ラノベ文庫に関する二、三の事柄 - 狷介庵無聊雑録

    書店業務 | 23:53 | 最近創刊したばっかりの某文庫、まあ〓〓文庫なんですけどね。面白いんですよ。が? いや、に就いてのお話ではないのですよ今日は。今日はね、注文書に関するお話なんです。はい。注文書ってのはですね、定期的に(月一とか)で版元(出版社ね)が送ってくれる、配以外の注文を出すための紙ですわ。ごくごく簡単に言うとですけどね。で、この注文書やら注文形態の違いによる配の不確実さ、書店差別やらなんやらに就いて話すと長くなるので今日はバッサリ割愛。めった斬りですわ。←伏線そんでですね、注文書は封筒に入ってるんですけどね、封筒の中には他にもポップやら栞やらポストカードやらポスターやら複製原画やら色紙やらが入ってたりもするんですね。んで、出版社からのお知らせみたいな軽い読物が入っていることもありますわね。今日のネタはそれ。お知らせの紙ですわ。これがね、二枚なんですけどねー、もうホ

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