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ブックマーク / www.sorae.jp (30)

  • 露宇宙庁、国際宇宙ステーションから2024年に離脱、独自のステーション建造へ | ISS | sorae.jp

    Image credit: GKNPTs khrunichev ロシア連邦宇宙庁は2月24日、国際宇宙ステーション計画から2024年に離脱し、その後はロシアが保有するモジュールのうち3つを分離させ、それらを基にロシア独自の宇宙ステーションを建造し、将来の深宇宙探査に向けた足がかりにするとの方針をまとめたと発表した。 また、月探査にも力を入れ、無人探査を行った後、2030年代中に人間を送り込むことを目標とする方針も示されている。 これらの方針は、今後の有人宇宙計画について話し合う会議の中でまとめられたもので、今後産業界のトップも交えた会議の中で、最終的に決定されるという。 発表によれば、国際宇宙ステーションから分離されるのは、多目的実験モジュール(MLM、愛称「ナウーカ」)と、ウズラヴォーイ・モジュール(UM)、科学・電力モジュール(NEM)の3つだという。これらはまだ地上で開発中であり、現

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  • ソチと消された宇宙飛行士 | その他 | sorae.jp

    ロシアのソチで6日、第22回冬季オリンピックが開幕した。これから23日までの間、世界中のアスリートたちが熱い戦いを繰り広げる。 ところで、ソチといえば、宇宙開発史の中においても関係が深い場所である。 1961年4月12日に人類初の有人宇宙飛行に成功したユーリ・ガガーリンと、その同僚の宇宙飛行士たちの"6名"は、翌5月に休養のため、黒海に面したリゾート地であるソチを訪れた。 そのとき撮影されたのが上に掲載した写真である。しかし上と下の写真を比べると、後列の真ん中にいる人物が消されているのが分かる。 この消された宇宙飛行士の名前はグリゴーリィ・グリゴーリエヴィチ・ネリューボフという。彼は1934年3月31日にウクライナで生まれ、ソ連空軍のパイロットとなった。彼は優秀なパイロットで、1960年3月7日に、ユーリ・ガガーリンら20名と共に、宇宙飛行士の一人として選ばれ、さらに翌年、ヴォストーク宇宙

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  • 中国、長征四号乙ロケットの打ち上げに失敗 | 長征 | sorae.jp

    Image credit: INPE 中華人民共和国は9日、ブラジルと共同開発した地球観測衛星CBERS-3を搭載した長征四号乙ロケットの打ち上げに失敗した。 長征四号乙は中国標準時12月9日11時26分(日時間同日12時26分)、山西省の太原衛星発射センターから離昇した。しかしロケットに何らかの問題が起き、衛星の軌道投入に失敗した。 現時点で原因は不明である。 軌道に到達できなかったことから、ロケットと衛星は大気圏に再突入し、あるいは部品が地表に落下した可能性がある。またブラジル側の報道によれば、ロケットからの衛星の分離は行われ、さらにその後、大気圏に落下するまでの約15分間に渡って衛星との通信は取れており、太陽電池パドルの展開などが確認できていたとの情報もある。 長征四号の失敗は今回が初。また長征ロケットとしては、2011年8月18日の長征二号丙による実践十一号04星の打ち上げ失敗以

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  • 嫦娥三号、月周回軌道に投入 14日に月面着陸へ | 科学衛星 | sorae.jp

    Image credit 中国航天科技集团公司 中国の月探査機「嫦娥三号」が12月6日、月を周回する軌道に入った。 12月2日に打ち上げられた嫦娥三号は、月に向けて航行を続け、その間に2度の軌道修正を行った。打ち上げ時の軌道投入精度がきわめて高く、予定されていた3回目の軌道修正は行われなかった。そして12月6日17時47分(中国標準時)にスラスターに点火、361秒間に渡って燃焼した後、同17時53分に嫦娥三号は月面からの高度約100kmの軌道へと入った。 このあと4日間はこのまま月を周回し、その後近月点(月面にもっとも近い高度)を15kmまで下げ、そして早ければ14日に「虹の入江」と呼ばれる平地に着陸、同日中にも着陸機から探査車(ローバー)が降ろされる予定だ。着陸機は約1年間、ローバーは約3ヶ月間のミッション期間が予定されている。 ■嫦娥三号“一脚刹车” 顺利进入环月轨道 http://

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  • 1971年に着陸したソ連の火星探査機、再発見か | 火星 | sorae.jp

    Image credit: NASA/JPL-Caltech/Univ. of Arizona 1971年12月、旧ソビエト連邦の火星探査機マルス3号が史上初となる火星への軟着陸に成功した。しかし、着陸からわずか14秒半で原因不明の通信停止が発生し、以来消息不明となっている。40年以上の時を経て、その着陸機らしき物体がNASAの火星探査機MROの画像から見つかった。 最初の発見者は、惑星探査が好きなロシアの一般市民たちだった。推定着陸地点周辺をMROが2007年11月に撮影していたので、1.8億ピクセルにおよぶ画像データを手分けして捜索したのである。こうしてマルス3号の残骸らしき物体が2012年末に見つかると、追加観測の提案を受けたMROの高解像度カメラ(HiRISE)運用チームが2013年3月10日にカラー撮影を実施した。 マルス3号らしき物体のうち、特に目立つのは直径7.5メートルの白

  • ロシアの衛星、中国の気象衛星「風雲1号C」由来のデブリと衝突 | その他 | sorae.jp

    Image credit: AGI 米アナリティクカル・グラフィックス社(AGI)の研究部門CSSIは8日、ロシアの小型衛星ブリッツと、中国の気象衛星「風雲1号C」に由来するスペース・デブリとが衝突したと発表した。 風雲1号Cは中国が1999年に打ち上げた極軌道(地球を南北に周る)気象衛星で、老朽化によって運用を終了したのち、2007年1月11日に衛星破壊実験の標的として利用された。その結果約3000個もの破片(スペース・デブリ)が軌道にばら撒かれることとなり、くわえて風雲1号Cが周回していた軌道は高度800km辺りと比較的高く、発生したデブリは今後も長期に渡って軌道に留まり続け、他の衛星を脅かし続けることになる。実際にこれまでも、いくつかの人工衛星や国際宇宙ステーション(ISS)が、このデブリとの接近や衝突を避けるために軌道変更を行ったことがある。 ブリッツ(Блиц – BLITS)は

  • イラン、2月に衛星打ち上げを試みるも失敗か | その他 | sorae.jp

    Image credit: ISA イスラエルの新聞タイム・オブ・イスラエル紙および民放のチャンネル2などは、イランが先月17日前後に、イランのセムナーン発射場から人工衛星の打ち上げを試みるも、失敗に終わったと報じた。 この打ち上げ失敗は西側の情報源によって確認されたとしているが、現時点でそのような情報は出回っていない。一方で、NOTAMと呼ばれる航空情報は、確かに2月17日と18日に当該地区に対して出されており、少なくとも打ち上げを試みようとしたことは当のようだ。 仮に打ち上げがあったとすれば、おそらくサフィール1Bロケットによる、ファジュル衛星の打ち上げであったと思われる。ファジュルは地球観測衛星で、観測機器の他、太陽電池とパルス・プラズマ・スラスターが搭載されている。設計寿命は1.5年。ファジュルの打ち上げは2012年5月と10月にも試みられているが、どちらも失敗に終わっている。ち

  • 観測史上最大の接近、地球近傍小惑星「2012 DA14」が2月15日に地球最接近 | 太陽系 | sorae.jp

    Image credit: NASA 米航空宇宙局(NASA)のレポートによると、地球近傍小惑星「2012 DA14」は2月15日、月よりもはるか近く、静止衛星よりも内側、地球からわずか2万7680kmの距離まで接近する。これほど大きな天体がここまで地球に接近するのは、1990年代に観測を開始してから初めてだという。 地球近傍天体プログラム事務局の発表よると、「2012 DA14」は直径約45メートルの球状の小惑星で、協定世界時間2月15日19時24分(日時間2月16日4時23分)に、インド洋東部スマトラ沖上空で地球に最接近する。今回の接近について、NASAは「危機一髪」と表現しているが、地球に衝突する恐れはないとしている。 また、今回の接近に伴い、NASAは2月16日から、ディープスペースネットワークのゴールドストーン局のアンテナなどを使って「2012 DA14」の追跡観測を行い、形や

  • ディスカバリー最後の打ち上げ、39A発射台へ | スペースシャトル | sorae.jp

    Image credit: NASA Image credit: NASA 米航空宇宙局(NASA)は9月20日、スペースシャトル・ディスカバリー(STS-133)をシャトル組立棟(VAB)から39A発射台へと移動させた。 移動作業はアメリカ東部夏時間9月20日19時23分(日時間9月21日8時23分)に始まり、ディスカバリーを載せた巨大な台車「クローラー・トランスポーター)はシャトル組立棟を出発し、ゆっくりとした速度で移動し、アメリカ東部夏時間9月21日1時49分(日時間14時49分)に39A発射台に到着した。到着後、ディスカバリーの設置作業も行われ、打ち上げに向けていよいよ最終準備に入った。 ディスカバリーの打ち上げはアメリカ東部夏時間11月1日16時40分(日時間11月2日5時40分)に予定されており、このミッションは恒久的多目的モジュール(PMM)とエクスプレス補給キャリア(

  • NASA月探査機が観測、月は縮んでいる | 月 | sorae.jp

    Image credit: NASA 米航空宇宙局(NASA)は8月19日、月探査機「ルナー・リコナイサンス・オービタ(LRO)」による観測で、月がわずかながら縮んでいると発表した。 発表によると、LROが撮影した画像を分析した結果、新たに14もの断崖が複数の場所で確認された。これらの断崖は月の内部が冷えて、月面が収縮したためにできたと考えられており、国立航空宇宙博物館地球惑星研究センターのトーマス・ワターズ(Thomas Watters)博士は「(断崖は)10億年以内で形成された新しいもので、月は約300フィート(約100m)縮んだと見積もっています」と説明している。 月の断崖はアポロ計画の時でも赤道付近でいくつかが確認されていたが、月の20%しか撮影できなかったため、研究者らは赤道の独特な現象だと考えていた。しかし、今回は月全体での発見であり、月が収縮している有力な証拠になったという。

  • ロゼッタ彗星探査機、小惑星「ルテティア」フライバイ | 太陽系 | sorae.jp

    Image credit: ESA Image credit: ESA 欧州宇宙機関(ESA)は7月10日、ロゼッタ彗星探査機が小惑星「ルテティア(Lutetia)」に接近し、「ルテティア」フライバイを成功させたと発表した。 ロゼッタ彗星探査機は予定通り、中央ヨーロッパ標準時間7月10日18時10分(日時間7月11日1時10分)、「ルテティア」から約3162キロメートルまで接近し、様々な観測を行い、フライバイを成功させた。M型小惑星の探査はこれが初めて。 上の画像は「ルテティア」に接近した時に、ロゼッタ彗星探査機のオリシス(OSIRIS)画像システム装置によって撮影されたもので、「ルテティア」表面のくぼみやクレーターなどを鮮明に捉えている。一方、下の画像は「ルテティア」から3万6000km離れた距離に撮影されたもので、「ルテティア」の奥に土星が写っている。 「私はこれ(ルテティア)が非常

  • 退役のアトランティス、打ち上げ成功 | スペースシャトル | sorae.jp

    Image credit: NASA Image credit: NASA 米航空宇宙局(NASA)はアメリカ東部夏時間5月14日14時20分(日時間5月15日3時20分)、スペースシャトル・アトランティス(STS-132)をケネディ宇宙センターから打ち上げた。 打ち上げから約2分後に固体ロケットブースター(SRB)、約9分後に外部燃料タンク(ET)が切り離され、アトランティスは地球周回軌道に投入され、打ち上げが成功した。スペースシャトルの打ち上げは、今年4月に山崎直子宇宙飛行士が搭乗したディスカバリーに続き、2ヶ月連続。 アトランティスは2日後に国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングし、計3回の船外活動を行い、ロシアの小型研究モジュール(MRM1)を取り付ける。 MRM-1は「ラスヴェート(Rassvet)」と名づけられ、ISSの新しいドッキング室である。ザーリャ・モジュールに取り

  • 2010年10月に「嫦娥2号」を打ち上げ、衝突体の発射も | 月 | sorae.jp

    Image credit: Xinhua Photo 中国航天科技集団公司の袁家軍(Yuan Jiajun)副社長は5月6日、中国宇宙飛行基金受賞大会に参加し、中国2機目となる月周回探査機「嫦娥2号」を2010年10月に打ち上げ、月面に向けて衝突体を発射し、月の土壌も探査することを初めて明らかにした。 袁氏は「嫦娥2号」について、「このミッションは、中国月探査計画において重要な一歩である」と強調したが、衝突体や月面衝突時の観測の詳細などについては、明らかにしていない。 「嫦娥2号」は「嫦娥1号」とほぼ同等な機体で、同じように月を周回する探査機だが、解像度10メートルの高解像度CCDカメラなどを搭載している。また、高度200kmで周回していた「嫦娥1号」に対し、「嫦娥2号」は高度100kmの低軌道を周回し、より詳細な観測を行う。「嫦娥2号」によって撮影された画像は、中国初の月着陸船「嫦娥3号

  • 小惑星どうしの正面衝突?ハッブル撮影 | 太陽系 | sorae.jp

    Image credit: NASA, ESA, and D. Jewitt (University of California, Los Angeles). ハッブル宇宙望遠鏡が、小惑星どうしの衝突と思われる現象を観測した。 これはマサチューセッツ工科大学に部を置く地球近傍天体捜索プログラム「LINEAR」(Lincoln Near-Earth Asteroid Research)にて、今年1月6日にハッブル望遠鏡で発見された。「P/2010 A2」と符号が付けられており、上に掲げた画像は1月29日に撮影されたもの。まるで彗星のように見えるが、頭の部分が通常の彗星と異なり、複数のフィラメント(細線)が伸びて“X”の形になっている。 主任研究員であるデビッド・ジュウィット(David Jewitt)氏は「これは通常の彗星に見られる滑らかなダストの頭とは極めて異なっています」と語る。研究

  • ニュージーランド初のロケット、打ち上げ成功 | その他 | sorae.jp

    Image credit: 3NEWS/Rocket Lab ニュージーランドのロケット・ラブ社(Rocket Lab)は11月30日、同国初となるアテア1(Atea-1)小型観測ロケットを、ニュージーランド北東部のグレート・マーキュリー島から打ち上げた。 打ち上げは現地時間11月30日14時28分(日時間10時28分)に行われ、打ち上げられたアテア1ロケットは約22秒間燃焼し、宇宙空間である高度約100キロメートルに達した後、南太平洋に落下し、打ち上げが成功した。民間宇宙企業が開発したロケットが南半球から打ち上げられたのは、今回が初めてだという。 アテア1ロケットは直径1.5メートル、長さ約6メートルの小型観測ロケットで、2キロのペイロードを約120キロメートル上空まで打ち上げる能力を持っている。「アテア」という名前は、ニュージーランドの先住民であるマオリ族の宇宙に関する言葉から取った

  • HTV初号機、国際宇宙ステーションとドッキング成功 | HTV | sorae.jp

    Image credit: NASA Image credit: NASA Image credit: NASA Image credit: NASA 9月11日に打ち上げられた宇宙ステーション補給機(HTV)技術実証機(初号機)は日時間9月18日7時26分、国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングに成功した。 宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、HTV初号機の最終高度調整マヌーバは9月17日に実施され、ISS後方5kmの地点に到達した後、9月18日0時31分にISSへの最終接近が開始された。 最終接近は慎重に行われ、HTV初号機は9月18日4時27分にISSの後方10メートルまで接近し、第20次長期滞在クルーのニコール・ストット宇宙飛行士らがISSのロボットアームを操作し、9月18日4時51分、トルコ共和国付近上空でHTV初号機の把持に成功した。 その後、ISSとのドッキング

  • インド初の月探査機、通信途絶でミッション終了 | 月 | sorae.jp

    Image credit: ISRO インド宇宙研究機関(ISRO)は8月29日、同国初の月周回探査機「チャンドラヤーン1号」について、通信が途絶え、ミッションが終了したと発表した。 発表によると、「チャンドラヤーン1号」との通信は現地時間8月29日13時半頃(日時間17時頃)に突然途絶えたという。ビャラル通信所は「チャンドラヤーン1号」との交信を同日の夜中まで試みたが、回復しないことから、ミッション終了が宣言された。 ISROのマダヴァン・ナイール(Madhavan Nair)総裁は、ミッション終了を事実上認めた上で、「チャンドラヤーン1号との通信が途絶え、我々は現実を受け止めなければならない。回復するかどうかに関係なく、チームは現在分析を続けている。ミッションは95%達成した」と述べた。 チャンドラヤーン1号はインド初の月周回探査機で、インドが開発した地形マッピングステレオカメラや、

  • 韓国初のロケット、8月19日に打ち上げ | KSLV(羅老) | sorae.jp

    Image credit: KARI 大韓民国教育科学技術部は8月11日、韓国初のロケットとなる「羅老(KSLV-1)」について、8月19日に羅老宇宙センターから打ち上げると発表した。 「羅老(KSLV-1)」の打ち上げは元々2006年10月に予定されていたが、ロシア側の技術的な問題などで、これまで6回にわたって延期されてきた。 「(今は)どんな技術的な問題も抱えていない。天候条件さえクリアできれば、打ち上げは19日に実施されるだろう」 今回の打ち上げについて、韓国の科学技術政策副大臣のイ・サンモク(Lee Sang-Mok)氏はこのように述べた。 「羅老(KSLV-1)」は2段式のロケットで、初段にロシアのアンガラ・エンジン、2段目に韓国が開発したKSRエンジンを搭載し、地球低軌道(LEO)へは約100kgの打ち上げ能力を誇る。 今回の打ち上げには「科学技術衛星2号(STSAT-2)」が

  • 中国初の宇宙望遠鏡、資金難で打上げ延期 | 宇宙 | sorae.jp

    Image credit: NASA 中国科学院の李惕碚(Li Tibei)氏は7月22日、中国初の宇宙望遠鏡の打ち上げについて、資金難のため、2012年に延期する可能性が高まったと述べた。 宇宙望遠鏡の開発が順調に進めば、早ければ2010年にも打ち上げられる予定となっていたが、李氏によると、望遠鏡の設計と地上模型の製造は終わったものの、資金面での問題がまだ残っているため、これ以上の工程はストップしている状態だという。 費用について、李氏は「望遠鏡体の開発に3億元(約42億円)、ロケットに衛星の開発費用を加えると、総費用は10億元(約140億円)を超えるだろう」と述べている。 中国初の宇宙望遠鏡は「硬X線変調望遠鏡(HXMT)」と呼ばれるもので、3から4基の観測機器を搭載し、世界でも最高の解像度を誇る。高度500kmの地球周回軌道に投入され、宇宙空間で高エネルギー天体などを発見し、ブラッ

  • 木星の新しい黒斑は彗星衝突の跡? | 木星 | sorae.jp

    Image credit: NASA/JPL/Infrared Telescope Facility アメリカ航空宇宙局(NASA)は7月20日、木星表面に出現した新しい黒斑について、他の天体が衝突した可能性が高いと発表した。 この黒斑は、オーストラリアのアマチュア天文家であるアンソニー・ウエスリー(Anthony Wesley)氏が発見したもので、ジェット推進研究所(JPL)の科学者らはハワイ・マウナケアの赤外線望遠鏡(IRTF)を用いて、アメリカ東部夏時間7月20日6時(日時間19時)から約6時間にわたって観測した結果、衝突とみられる黒斑を木星南極付近から発見した。 「ピッタリの時間にピッタリに木星の側面を観測できたのは幸運だった。まだ正確には言えないが、これは彗星との衝突かもしれない。アポロ11号とシューメーカー・レヴィ第9彗星の記念日にこれが発見されたのは驚きである」 今回の観測