学校でインフルエンザの集団感染が相次いでいます。1校で500人規模の感染が発生しているところもあります。なぜこの時期に集団感染が起こるのでしょうか。この理由について解説したいと思います。 現在のインフルエンザ流行状況2022~2023年シーズンのインフルエンザは、思ったほど流行しませんでした。コミュニティとして感染対策が講じられていたためでしょう。春を迎え、インフルエンザはそろそろ流行の波を終えつつある水準です(図1)。 図1. インフルエンザ流行状況(参考資料1より筆者作成) しかし、実はまだ流行している地域もあります。たとえば、新潟県は、定点医療機関あたりの報告数が全国平均より高い水準にあります。特に、柏崎市、上越市では注意報基準の10を超えています。 学校で大規模な集団感染宮崎市の高校で、生徒と職員の合計約500人がインフルエンザに集団感染したと報道されました。同時期に、大分市の高校
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