ようやく読み終えた長編小説。 『マンスフィールド・パーク』ジェーン・オースティン 主人公ファニー・プライスを中心に展開していきます。その世界は極めて小さく、登場人物は親戚とその友人や近隣の人たちの構成です。 (以下ネタバレ) まず、この3人姉妹から。 長女:ミス・ウォード(ノリス夫人) 次女:マライア(バートラム夫人、トム、エドマンド、マライア、ジュリアの母親) 三女:フランシス(プライス夫人、ファニー、スーザンの母親) 次女のマライアがサー・トマス・バートラム准男爵(マンスフィールド・パークの当主)に見初められ、玉の輿となります。 長女のミス・ウォードはサー・トマスの友人であるノリス牧師と結婚。財産のない牧師でしたが、サー・トマスの計らいで聖職禄を得てそこそこの暮らしです。牧師が亡くなった後、やたらバートラム家を訪れ、特にサー・トマスの留守中、あれこれ仕切りまくってうざい伯母さんです。決