歌手のASKAさんが、未発表の楽曲をテレビ番組で無断で放送されたと訴えた裁判の判決で、東京地方裁判所は芸能リポーターと読売テレビに対して合わせて110万円余りの賠償を命じました。 この楽曲は2020年の東京オリンピックに向けて作られ、井上氏に感想を聞きたいとして録音データが送られていましたが、ASKAさんが警察から捜査を受けているという報道の際に放送されたということです。 11日の判決で、東京地方裁判所の沖中康人裁判長は、「放送によって、原告は創作した目的にあった時期に楽曲を公表する機会を失った。捜査の報道に関連して紹介されたことによって、視聴者には創作した目的とは相いれない印象を与えることになった」と指摘して、井上氏と読売テレビに対して、合わせて110万円余りの賠償を命じました。 判決について読売テレビは「今回の判決を真摯(しんし)に受け止めております。ASKA氏をはじめ関係者の皆様に、