2020年8月、大阪府の吉村洋文知事の発言を機に、各地で市販のうがい薬が姿を消した。新型コロナウイルス対策に有効かのように発表し、使用を推奨した一件だ。物議を醸した効果について当時、吉村知事が期待を表明していた研究が最近、ひっそりと終了した。あの騒動から得られる教訓とは何だったのか。(辻田秀樹)
2020年8月、大阪府の吉村洋文知事の発言を機に、各地で市販のうがい薬が姿を消した。新型コロナウイルス対策に有効かのように発表し、使用を推奨した一件だ。物議を醸した効果について当時、吉村知事が期待を表明していた研究が最近、ひっそりと終了した。あの騒動から得られる教訓とは何だったのか。(辻田秀樹)
またお前か…デマを拡散する “反ワク・インフルエンサー” このところ、新型コロナウイルスワクチンに関するデマへの「指摘」が目立つようになってきた。10月24日には、ファイザー社に関する誤情報に言及したニュースがあった。同社サイトにアクセスできないことに気付き、日本法人の入るビルの看板がリニューアルに伴って外されていることに関連付けた一部の界隈(かいわい)が「逃げた」などと騒ぎ、同社が否定する事態となった。 続けざま「接種した自衛隊員のうち400人が接種後に死亡」という情報が拡散され、防衛省がそれを否定。同月27日には河野太郎デジタル担当相が「反ワクって本当に懲りないね」とツイートするなど話題になっていた。 まさにその通りで、この手のデマを流すのは決まって「反ワクチン派」と呼ばれる人々だ。
※このエッセイは、JOURNAL of the JAPAN SKEPTICS Vol.21に寄稿したものを転載しています。 普段、私が主に扱っているのは、 "科学を装っている"けれども実際は科学ではない「ニセ科学」です。この"ニセ"という言葉には批判的なニュアンスが込められています。一般的に言う疑似科学は"科学っぽく見える"ものが対象なので、「ニセ科学」よりも概念の範囲が広くなります。例えば、機動戦士ガンダムの「ミノフスキー粒子」は疑似科学ですが、ニセ科学の対象とはなりません。 「ニセ科学」の中でも深刻なのが、健康関係のものです。効果が無いばかりか、それによって健康を害したり、害が少ないものであってもそれだけの治療に頼りきってしまうことで、病状が悪化して死に至ったりします。「手かざし」等による"気を注入して治す"などのあやしげな治療はどちらかというとオカルトに属すでしょうが、理論を科学的に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く