福島県農林水産部が「どうしてこれほど高い値が出たのか分からない。」と語ったことに驚きました。野生キノコによる放射性セシウムの生物濃縮はチェルノブイリでの被害を大きくした要因として広く知られる311後のいわば「常識」です。それをひょっとして知らなかったとすると重大な問題です。 セシウム汚染:野生キノコから高濃度を検出 福島・棚倉町 - 毎日jp(毎日新聞) via kwout 福島県でも棚倉は放射性物質降下が少なかった地域で、隣町でも問題が無かったのに、という思いかもしれませんが、放射性物質の降下と蓄積は火山学者が作った等高線マップのような分布をしていません。こういう誤った情報が役所の現場まで惑わしていたとすると非常に由々しき事態です。 ともあれ、繰り返しますが、野生のキノコの摂取はしばらく慎重に控えるべきです。チェルノブイリでの事故で起きた問題は、検査されていない牛乳や野生キノコを集中的に