クラブワールドカップ準決勝、浦和レッズ v.s. ACミランは0-1でミランの勝利。得点差は1で惜敗にも見えるが、実力差は大きかった。 トーナメントの面白さの一つに「ジャイアントキリング」がある。弱いクラブが強いクラブを倒すこと。 天皇杯の愛媛FC、リーグ最終節の横浜FCと、ジャイアントキリング“された”浦和レッズとしては、その鬱憤をはらす絶好機でもあった。 たとえ勝てる確率が1%であろうと、耐えてしのいでカウンターから一度くらいは決定的なチャンスを迎えることはできるだろうから。 前半は闘莉王を中心に0-0でしのぐ、これは浦和レッズのプラン通りだっただろう。そして、後半に入りバランスを崩したところを狙い得点したのは、一瞬の綻びを見逃さないミランの見事なゲームプランだろう。 ACミランにしてみれば、アジアの小国のチャンピオンが、ここまで食い下がってくるとは思っていなかったのではないだろうか。