企業のSNSまわりの相談にのっているときにいつも思うのが「これ、やらなくてもいいのになぁ...」「やってもいいけど売上に影響ないよなぁ...」ということである。一番如実に感じるのはインスタグラム運用で、これは本当に「いや、なんで御社インスタ始めようと思ったんですか?」という案件にしょっちゅう出くわす。 インスタグラムを使ったマーケティングについては、端的に言うとかなり商材・サービスを選ぶ。「写真1枚でビジュアル訴求できる商材・サービスを持っている」「またはコンテンツが豊富にあってネタに事欠かない(例えばRoomClipやSnapmartなど)」といった”インスタ適性”がないと、コンテンツ作りに苦労するばかりで思うような成果は得られない。 だから、ひとまず「流行ってるからインスタで何かやりたい」みたいなことをぼんやり思っている人(企業)がいたら、自社の商材にインスタ適性があるかどうかを確認し
一生役立つ一冊。 これ、言い切っていいと思うが、わたしが直面するあらゆる問題は、検討済みである。 新しい問題なんてものはない。「問題」をどの抽象度で定義するかにもよるが、新しく「見える」だけで、分析してみれば、分解してみれば、裏返してみれば、再定義すれば、古今東西の人たちがすでに悩み、検討し、着手し、対処してきた問題であるにすぎぬ。 ただし、対応する人にとってみれば、それは新しい問題である。または、初見の状況に直面することもある。だが、人や状況が違えども、問題そのものは、ほどいてみれば、既出なのだ。新しい状況下で、新しい人が、既出の問題を解き直しているといえる。 そして、問題を解決するための方法もまた既出である。わたしが知らないだけで、古今東西の人たちがすでに考え抜いている。ある手法は学問分野になっていたり、またある方法はライフハックやビジネスメソッドになっていたりする。規制や法制度化され
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