「2020年、Jリーグの降格はなし」 今年4月、そのニュースが発表された時、「慈悲深い処置だ」と大いに歓迎された。新型コロナウィルスが広がる社会不安の中、降格という憂き目を見た場合、経営難に陥ることは目に見えていたからだ。救済措置は、妥当な決定に思われた。 筆者自身、当時は「然るべき決定」という感慨だった。 しかし、降格がない、という状況は、「生きるか死ぬか」の勝負の面白さを歪める危険をはらんでいた。 どうせ落ちないんだから 必然的なのだが、フロントは成績不振になっても監督を切るタイミングを計れない。 「どうせ落ちないんだから」 相当な目利きではない限り、その意識が邪魔し、結論は先延ばしになってしまう。下位のチームは、そもそも戦力的に低いだけに、こうした傾向になりやすい。劣勢は承知の上だ。 事実、すでに上位と大きく離れ、例年なら残留争いの渦中にある15位以下のサガン鳥栖、ベガルタ仙台、清水
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