生理学的なことを言うと、 通常、トレーニングされていない人は、本人が全力を出し切ったと思っても、 自分の持ちうる筋力を、すべて発揮しているわけではありません。 それは、筋肉を支配する神経の命令伝達の大きさや頻度が、 日常使うレベルにしか設定されておらず、全力用には設定されていないと言うこと。 さらには、筋肉そのものも、日常の生活負荷しか与えられていないと、年齢とともに萎縮し、能力が低下します。 車で例えると簡単です。 神経(命令伝達)はドライバー、筋肉は自動車そのものにあたるとして、 普通のドライバー(神経)が、軽自動車(筋肉)で、一般道を走るのは、なんの問題もありませんが、 仮にレースをやろうとなったとき、 訓練されていないドライバーが、軽自動車でレースができる訳がないのと同じようなことです。 ただし、よく訓練されたドライバー(神経)が、軽自動車(筋肉)を運転するならば、そこそこ走れると