「ダンダンダダダン!福岡ブルックス!」 1995年、僕は小学2年生。この年、人生で一番スタジアムでサッカーを見た。我が家は福岡ブルックスに魅了され、博多の森球技場や本城、平和台に家族で何度も行った。 ゴール前にボールが行くと沸き立つ歓声。ゴールが決まれば、その歓声はさらに大きくなり、信川竜太氏の「ウーーーーーゴ!!マラドォーーーーゥナァアアアア!!!」という声がスタジアムに響き渡る。 すると親父がウーゴ・マラドーナはすげえ兄貴がいるすげえ選手だということを、嬉しそうに僕に説明する。「顔もよ~似とうもんな」とか言って。もう何度も聞いたよ、そのくだり。 ブルックスの快勝を見届け、僕は車の中で妹と「守護神サーノ!」「トーログリオ!」とブルックスサポーターごっこをする。そして、親父は「ダイエーは弱いけど、ブルックスは強いけんいいな」とボヤく。これも何度も聞いた。 「ARRIBA! FUKUOKA
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