“世界に通用する”ケータイの作り方──Nokia流携帯開発術:NOKIA CONNECTION 2007(1/2 ページ) 携帯電話は機能で選ぶ時代から、自分のライフスタイルに合わせて選ぶ時代へと変化している。日本はその傾向が顕著で、さまざまなデザイン、色、機能、ユーザーインタフェース、サイズ、重さの端末が登場するようになり、選択肢の幅は大きな広がりを見せている。 ワールドワイドで端末を供給するNokiaの場合、ライフスタイルに沿った携帯の開発は、困難を極める。それぞれの国の文化やトレンド、ニーズを考慮した上で端末を開発する必要があるからだ。 どの国でも受け入れられる端末を生み出す秘訣はどこにあるのか。Nokiaは未来の携帯の姿をどのようにイメージしているのか──。端末開発に携わるキーパーソンたちの言葉からその一端が垣間見える。 文化人類学の見地からニーズを探る──ヤン・チップチェイス氏