Microsoftが「Kumo」のコード名で開発進めていた最新の検索エンジンと新ブランド「Bing」を発表した。GoogleとYahoo!に大きく後れをとっている検索分野で、大規模な広告キャンペーンとともに巻き返しを図る。キャッチフレーズは「意思決定エンジン」で、検索サービスの高機能化のトレンドに沿ったものだ。だが、Bingの前途を手放しで楽観視する声は少ない。 サービスのオンライン化が進むとともに、検索ブランドの重要性は、ますます増している。Googleは検索をベースとして、さまざまなサービスを拡充し、ユーザーと広告主をひきつけて広告モデルを成功させた。 これに対し、Microsoftは検索でのプレゼンスが低く、検索サービス「Live Search」のシェアは8%程度にとどまっている。MicrosoftにとってBingは、検索だけでなく、インターネットサービス分野を強化する上で重要な柱と