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ブックマーク / tanakahidetomi.hatenablog.com (4)

  • リフレ政策を理解するための準備段階で読むべきマクロ経済学の教科書

    なんか長い題名だけど(笑)。ともかくマクロ経済学の教科書で自分の好みを以下に列挙。 マクロ経済学の基的なテキストとしては、個人的な好みとしては、ロバート・ゴードンの『現代マクロエコノミックス』上下巻がいい。労働市場で変化球(独自の見解)を投げてるので注意が必要だけどブランチャードの『マクロ経済学』上下も。両者は最新版の原書には日のことが書いていて、そこでは日の流動性の罠(ゼロ金利に直面している停滞状態)からの脱出法も説明されている。 笹倉和幸氏の『標準マクロ経済学』が基的な事項を詳細に説明していていい。ただし最先端の議論を教科書レベルで解説するには紙数の関係で上のゴードンやブランチャード、そのほか米国の教科書には譲るところがある(なのでリフレーション関係の説明はほぼないに等しい)。ただし大学生ならば2年生ぐらいまでにこの内容を確実に学んでおかないと先にすすむことは無理だろう。 浅田

    リフレ政策を理解するための準備段階で読むべきマクロ経済学の教科書
    stkyoto
    stkyoto 2013/07/03
  • 経済学を楽しく学ぶには? 正月休み用読書&動画リスト

    お正月休み用のブックガイドと動画をご紹介 経済学を専門にやっている学生でもなければ、順を追ってミクロ経済学、マクロ経済学、計量経済学をそれぞれ学ぶよりも僕は経済思想史を勧めたいです。なぜならたとえ経済学が身につかなくても(笑)、歴史、思想、政治、法律、文学、芸術、人間の伝記的知識、語学に数学など、教養を幅広く得ることができるからです。もちろん歴史的に物事をみれると、批判的精神もつきますよ。 以下では経済思想史だけではないんですが、最近出たもので、いま学生などにすすめているを中心に以下にご紹介。 1 猪木武徳『経済学に何ができるか - 文明社会の制度的枠組み』 まず経済学を幅広い思想と歴史的文脈の中で再検討したこの新書は読みやすく問題意識を身に着けるのでいいと思います。僕もいままさに読んでますが、猪木先生の著作はすべて読んでほしいものばかりですね。 経済学に何ができるか - 文明社会の制度

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    stkyoto
    stkyoto 2012/12/27
  • 岩田規久男『経済復興』を読む:財政再建、石橋湛山の再評価を中心に

    岩田先生は日銀行理論への一貫した姿勢から一般的には金融理論の専門家「だけ」のように思われるが、もうひとつ重要な専門家としての側面は都市経済学のプロであることだ。今回の東日大震災の復興をテーマにした書でもその都市経済学の専門的見地が十分に活用され、またいつもと同じように読みやすい構成になっていて、おそらくこれから類書が何冊も出るなかで最もすぐれたものとなるだろう。書は、歴史ーマクロ政策ー復興のための都市た地域の再生策ー災害の経済史ー原発問題を中心にしたエネルギー政策の再検討ーなど、読者に復興政策の多用な側面を切れ味抜群の解説と処方を提供している。 特に最近の復興政策では、「日の財政危機が大震災で早まった。もう国債発行の上限であり、このままでは増税しないと日は破滅する」みたいなことを平気でいう人が、復興構想会議の検討部会や、また有力のエコノミストたちにすくなからずいる。こういう人は

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  • 内部留保で一時雇用も、失業保険で対応でも同じではないの? - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    年末の討論番組に出てとりあえず切り返しておいた、企業の内部留保を使って企業は社会的責任を果たして自主的に非正規労働者の雇用を維持しろ、という話。 ちょっ試しに考えてみたんだけれども(モデルが好きな人はクルーグマンの流動性の罠モデルでいいと思う)、この種の内部留保を活用した一時的な所得再配分は、どっかに課税してそれで失業保険を充実させて非正規雇用労働者の解雇に対応するのと、ほとんど同じじゃないのかな? もし内部留保の自発的活用(ただし企業が社会的責任果たさないという社会からのプレッシャー前提)と失業保険の充実とが、一時的な所得再配分の点で同じだとしたら、前者の(あまりあてにならない)自主性に期待するよりも、失業保険の充実に走ったほうが望ましいように思える。一時的な直接雇用*1で対応してももちろん同じ。あと解雇された非正規雇用の人たちに現金をばら撒いても同じ*2。 ただ注意すべきは、クルーグマ

    内部留保で一時雇用も、失業保険で対応でも同じではないの? - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
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