なんか長い題名だけど(笑)。ともかくマクロ経済学の教科書で自分の好みを以下に列挙。 マクロ経済学の基本的なテキストとしては、個人的な好みとしては、ロバート・ゴードンの『現代マクロエコノミックス』上下巻がいい。労働市場で変化球(独自の見解)を投げてるので注意が必要だけどブランチャードの『マクロ経済学』上下も。両者は最新版の原書には日本のことが書いていて、そこでは日本の流動性の罠(ゼロ金利に直面している停滞状態)からの脱出法も説明されている。 笹倉和幸氏の『標準マクロ経済学』が基本的な事項を詳細に説明していていい。ただし最先端の議論を教科書レベルで解説するには紙数の関係で上のゴードンやブランチャード、そのほか米国の教科書には譲るところがある(なのでリフレーション関係の説明はほぼないに等しい)。ただし大学生ならば2年生ぐらいまでにこの内容を確実に学んでおかないと先にすすむことは無理だろう。 浅田