現存しないレコード会社であるだけに、“ショーボート・レーベル”を擁していたことが、最も人口に膾炙していると言っていいかもしれない。73年、南 佳孝や吉田美奈子のファーストを送り出したショーボートの衝撃はそれくらい大きかったわけだが、その親会社に当たるトリオ・レコードにだって、知られざる聞きものがまだまだ残されている。そう実感させてくれるのが、このたび9点が復刻(うち3点は、あらたに編集されたコンピレーション)された“歌謡曲番外地 トリオ・レコード篇”だ。今回取材に応じていただいた中村俊夫氏は、80年から82年にかけてトリオに在籍。洋楽部に所属するかたわら、邦楽制作の現場にも参画。前出のコンピにも収録されている三遊亭円丈「恋のホワン・ホワン」や原めぐみ「見つめあう恋」といった“カルト・クラシック”を手がけた、言わば歴史の生き証人。そんな中村氏自身、トリオ入社以前は音楽雑誌の編集者。ことレコー
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