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2021年4月29日のブックマーク (4件)

  • 音楽と芸術は、救いになる ――YOSHIRO広石との対話|焚書舎

    インタヴュー・文/大石始 写真/白井晴幸 『YOSHIRO 世界を驚かせた伝説の日人ラテン歌手』(焚書舎)がかなりの反響を巻き起こしている。1940年生まれの日人ラテン歌手、YOSHIRO広石さんは1965年にベネズエラのテレビ局に招かれて南米へ渡ると、長年に渡ってラテンアメリカ各国のステージに立ち続けてきた。煌びやかなテレビのステージもあれば、場末のナイトクラブもあった。そして日に拠点を構えた現在も、彼は海外と日での活動を続けている。書はそんな激動の人生を、YOSHIROさんみずからが綴ったものである。 たとえば、こんなシーンがある。YOSHIROさんはメキシコのアカプルコでたまたまヌーディストビーチに出くわすことになるが、そこで出会った若者たちがギターを爪弾きながら歌うのは、のちにアウグスト・ピノチェト将軍の軍事クーデターによって虐殺されるビクトル・ハラの歌なのだ。音楽を通し

    音楽と芸術は、救いになる ――YOSHIRO広石との対話|焚書舎
  • 「的を得る」と「汚名挽回」─三省堂国語辞典の訂正をめぐって─

    吉海 直人(日語日文学科 教授) 日語の慣用表現の中には、間違って使われていると思われているものが少なくありません。例えば「的を射る」と「的を得る」はいかがでしょうか。あなたはどちらが正しいと思いますか。普通には「的を得る」は誤用とされているのですが、既に江戸時代の『尾張方言』というに「的を得ず」とあるので、単純に誤用とは断言できそうもありません。 もともとこの表現は弓に関わるものですから、武士階級の中で生まれたものと思われます。ですから使用範囲は狭かったはずです。それが庶民に広がったことで、誤用が生じたのかもしれません。ただし必ずしも誤用ではなく、そこに方言が紛れ込んでいる恐れもあります。 政権が京都から江戸に移ったことで、関東の言葉が主流になっていきました。さらにそこに東北方言などが流入することになります。かつて会津藩出身の新島八重について調べていた際、「い」と「え(ゑ)」の区

    「的を得る」と「汚名挽回」─三省堂国語辞典の訂正をめぐって─
  • 科学者になった元日本兵がいま、後悔していること。「神風なんて吹かないと…」

    太平洋戦争中、日軍に天気予報に携わる専門の部署があったことは、あまり知られていない。 気象情報は戦時中、軍事機密となり、一般の市民に届けることは禁じられた。いまでいう「気象予報士」たちは、そうした時代を、どう生きていたのか。 決死の作戦に向けて飛び立つ海軍パイロットたちに、予報を伝える任務も担ったことがある男性は「天気は戦争のためのものじゃない」と言葉に力を込める。 そして、「科学が不合理に支配されてはいけない」とも。 「神風なんてね、吹くわけがないと思っていたんですよ。それはわかっていた。でも、そうは言えなかったんです」 こうBuzzFeed Newsの取材に語るのは、元気象庁気象研究所室長で理学博士の増田善信さん(97)。先の戦争では海軍少尉として天気予報に携わっていた、歴史の生き証人だ。 「いい予報を出して、飛び立つ隊員たちに無事に帰ってきてほしいという気持ちがありましたね。もちろ

    科学者になった元日本兵がいま、後悔していること。「神風なんて吹かないと…」
  • 「"取り急ぎお礼まで"は失礼」とかいう急に出てきた謎マナーに対して国語辞書編纂者、飯間浩明氏の見解

    飯間浩明 @IIMA_Hiroaki 「取り急ぎお礼まで」というメールの結びは失礼という意見について。私も、失礼というのは可哀相だな、と思います。「略儀ながらメールにてお礼申し上げます」がよりよいとする意見の理由は、「~ます」と言い切る形だからでしょうか。でも、丁寧な礼状でも「取り急ぎお礼まで」は常用されます。 2021-04-27 08:41:35 飯間浩明 @IIMA_Hiroaki 過去5年間、私が受け取ったメールを調べると、研究者、編集者、記者など多くの人々が「取り急ぎお礼まで」を使っています(初めて仕事をする人を含む)。私も違和感を持ったことはありません。これで十分だと思いますが、後に「何とぞよろしくお願い申し上げます」と加えればなお丁寧ではあります。 2021-04-27 08:41:59

    「"取り急ぎお礼まで"は失礼」とかいう急に出てきた謎マナーに対して国語辞書編纂者、飯間浩明氏の見解
    stonedlove
    stonedlove 2021/04/29
    これ迷信・俗信・デマと同じ構造なんだよね。根拠なき差別や排除をまき散らす。許せん。