草彅剛がJBを歌い踊る 草彅剛の主演舞台「アルトゥロ・ウイの興隆」が、2021年11月14日から横浜市のKAAT(神奈川芸術劇場)で上演中だ。熱狂と興奮の中に、戦慄を覚える2020年の舞台の待望の再演で、ヒトラーの分身といえるギャングを演じる草彅が、縦横無尽に踊り、歌いながら、観衆を支配していく。
喧騒と熱気渦巻く生温かいカオス、フィリピンのスラムへようこそ 帰国することを諦めた日本人男性たち―“困窮邦人”と呼ばれる男たちの生活を7年間追い続けたドキュメンタリー! マニラの貧困地区、路地の奥にひっそりと住む高齢の日本人男性たち。「困窮邦人」と呼ばれる彼らは、まわりの人の助けを借りながら、僅かな日銭を稼ぎ、細々と毎日を過ごしている。警察官、暴力団員、証券会社員、トラック運転手…かつては日本で職に就き、家族がいるのにも関わらず、何らかの理由で帰国しないまま、そこで人生の最後となるであろう日々を送っている。 本作は、この地で寄る辺なく暮らす4人の老人男性の姿を、実に7年間の歳月をかけて追ったドキュメンタリーだ。半身が不自由になり、近隣の人々の助けを借りてリハビリする男、連れ添った現地妻とささやかながら仲睦まじい生活を送る男、便所掃除をして軒下に居候している男、最も稼げないジープの呼び込みで
『機動戦士ガンダム』40周年記念作品として制作されたシリーズ最新作『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』。本作は『機動戦士ガンダム』の生みの親、富野由悠季さんが1989~1990年に執筆した小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』全3巻(上・中・下)を映像化した作品だ。本作の主人公はガンダムシリーズで活躍してきたかつての英雄ブライト・ノアの息子ハサウェイ・ノア。彼はマフティー・ナビーユ・エリンと名乗り、反地球連邦政府運動に身を投じている。なぜ彼はマフティーを名乗るようになったのか。そのドラマが緻密に描かれている。 本作の映画化を果たしたのは村瀬修功監督。美意識に裏打ちされた緻密な作画で知られるアニメーター/キャラクターデザイナーでもあり、監督としては『虐殺器官』などで実写的なアプローチをすることで高い評価を集めているクリエイターだ。映画『閃光のハサウェイ』においても、いわゆる映画的なダイ
展覧会「最澄と天台宗のすべて」のサイトより 『最澄と徳一 仏教史上最大の対決』(岩波新書)という本が発売前から話題を呼んでいた。天台宗を開いた最澄は、真言宗の開祖・空海とともに平安仏教を代表する存在として教科書にも登場するが、法相宗の徳一は一般的な知名度はあまりない。 なかなかマニアックなトピックにも思えるこの2人の論争について、なぜ今、注目が集まっているのか。思想的に相容れない最澄と徳一が5年の歳月をかけて大量の応答を行ったこの論争には、今日の民主主義、多宗教時代に顧みるべき現代的な意義があるというが、果たしてそれはどんなことなのか。本書を著した仏教研究者の師茂樹氏(花園大学文学部教授)に訊いた。 師茂樹著『最澄と徳一 仏教史上最大の対決』(岩波新書) 徳一が主流派で、最澄は新興勢力だった ──一般的には最澄のほうが有名で徳一は知られていないけれども、当時は徳一の所属する法相宗のほうがメ
ジョンとヨーコの『ダブル・ファンタジー展』が始まった! 2021年2月18日まで東京の「ソニーミュージック六本木ミュージアム」で、『ダブル・ファンタジー ジョン&ヨーコ』というエキシビションが開かれている。誘われてさっそく見に行き、予想以上に感激して涙も流し、そんな自分に驚いたりした。 展示はジョン・レノンとオノ・ヨーコがそれぞれイギリスと日本で生まれ、出逢い、突然の死によって別れを迎える時までを写真や映像、言葉、アート作品で振り返るものだが、殊にオノ・ヨーコの言葉には今、この時代だからこそ耳を傾けたいものが並び、心震わされた。たとえば、こんな言葉。 「自分が世界の希望なんだってみんなが考えるようになれば、そのときこそ何かが動き始めるのです」(1970年、Hit Parader誌) さらに、こんな言葉も。 「対等の立場でなければ、誰かを愛することはできない。不安や自信のなさから多くの女性は
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