取材・構成◎吉岡洋美 協力◎松本路子写真事務所、地引雄一 1976年、京大を休学し「カルチャーに触れたい」一心で上京したカムラが出会った新宿「ホーキ星」。ここで初めて「私が感じていたことをちゃんと話せる」と感激した彼女だが、では、それまでは何を感じて過ごしていたのか。60〜70年代半ば、地元福岡でロックと学生運動に憧れ、京都に進学した多感な少女期を時代とともに振り返ってもらった。 「自分から情報を集めないとロックを聴けなかった」 ——水玉消防団のなかで結成時、唯一ロックを知っていたのがカムラさんと聞いてますが、ロックにはいつ頃から触れていたんでしょう。 カムラ「元をたどれば小さい頃、生まれ育った福岡の田舎の商店街から聞こえる、ある音楽が素晴らしかったんですよ。小学3年の頃だから1964年ぐらいだと思うけど、いつも流れてくるその曲が大好きで、でも小さかったから何の曲かわからない。後でわかった
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