30度を超える暑い日が続く中、屋外で活動する東京オリンピックのボランティアは「かぶる傘」をつけて暑さ対策をしていた=東京都江東区で2021年7月25日午前10時、平川義之撮影 新型コロナウイルスの感染対策に注目が集まる東京オリンピックだが、当初から「最大の課題」とされたのが暑さ対策だ。日本特有の蒸し暑さは開幕後、連日のように続く。「酷暑五輪」の現実に、選手や海外メディアからは懸念や不満の声が聞こえる。 ジョコビッチ「日中に試合、理解できない」 台風8号が去った関東は28日、真夏の暑さが戻り、再び「酷暑五輪」の懸念が高まっている。東京都江東区の有明テニスの森公園の屋外テニスコートは照り返しが強く、日中はコート上の温度が50度近くに達することもある。男子シングルスの錦織圭選手(31)=日清食品=は「湿気で徐々に体力にダメージを受ける。日中に3セットをするのは怖い」と明かすほどだ。 この日の3回