僕の息子のひとりは高校生です。 アメリカでは高校生になっても本人が運転免許を取るまでは親が送り迎えしなくてはいけません。 この程度の屈辱で、まるで子供のお抱え運転手に格下げされたような卑屈な気分に陥るようではアメリカでの親業は勤まりません。 さて、高校の駐車場で自分の息子が出てくるのを待っていると終業のベルと同時にドーッと高校生達が出てきます。この時間はアメリカの高校生の生態を観察するのに絶好の機会です。 なお言っておきますが慣れない人がこれを真似しない方がいいです。なぜならいかにも親風の貫録と倦怠のオーラを漂わせて「職員用」と大書された駐車スペースにでーんと陣取る厚顔さがなければ、(あの男、ちょっと挙動がヘン)と変質者に間違われ、すぐに通報されてパトカーがすっ飛んで来るのがアメリカですから。 前置きは兎も角、最近、高校生の生態を観察していて気付くのは異様な色彩の、お世辞にも美しいとは言え