アメリカの国際貿易委員会は、日本の鉄鋼メーカーが、ニッケルメッキ鋼板と言われる製品の価格を不当に安くするダンピングを行って輸出し、アメリカ企業に損害を与えていると認定し、今後輸出される鋼板に高い関税が課せられることになりました。 アメリカ政府で貿易問題を調査する国際貿易委員会は、2日、電池や自動車部品などに使われているニッケルメッキ鋼板と言われる鉄鋼製品が、日本から不当に価格を安くするダンピングを行って輸出され、アメリカ企業に損害を与えていると認定しました。 これによって日本からの輸出に高い関税が課せられることになり、鉄鋼大手の新日鉄住金には77.7%、東洋鋼鈑などほかのメーカーには45.42%の税率が適用されます。 日本からのニッケルメッキ鋼板の輸出を巡っては、去年3月、アメリカのメーカーがアメリカ商務省や国際貿易委員会に訴えていました。 去年、日本からアメリカへのニッケルメッキ鋼板の輸