関係者によりますと、今月7日と8日、太平洋上空を飛行していた海上自衛隊のP3C哨戒機が、中国海軍の空母に搭載されている戦闘機から追従されたということです。このうち7日はおよそ45メートルの距離まで接近され、8日には哨戒機の前方およそ900メートルを戦闘機が横切ったということです。 自衛隊機や隊員に被害はなかったということですが、「特異な接近は偶発的な衝突を誘発する可能性がある」として中国側に深刻な懸念を表明し、再発防止を厳重に申し入れたということです。 中国軍の戦闘機は、2014年5月と6月にも東シナ海上空で監視飛行中の自衛隊機に異常に接近していて、日本政府が中国に抗議しています。
