【AFP=時事】中国で長年はびこってきたトイレットペーパーの盗難が、ついに終息を迎えるかもしれない──首都北京(Beijing)の公園当局は、トイレットペーパー泥棒を一掃するため、公衆トイレに顔認証を取り入れた紙の配布システムを導入した。 【関連写真】トイレットペーパーの配布装置を利用する人々 特製の配布装置が設置されたのは北京の観光名所「天壇(てんだん)」の公衆トイレ。先週末に顔認証システムを取り入れるまで、当局は3年にわたって指紋やレーザーのセンサーを使った盗難防止策を試してきたという。 「ようこそ!認証可能な場所にお立ち下さい」という自動音声の出迎えを受ける中、トイレの利用者は1人ずつ、定められた場所に立ち、点滅する青いスクリーンに映し出される自分の顔を見つめる。すると、60センチのトイレットペーパーが配布される。もし、すでに紙を受け取った人がさらに紙をもらおうとすると、9分以内