神奈川県大磯町立中学校の給食から異物が相次いで見つかり、大量の食べ残しが出ていた問題で、中崎久雄町長は16日の町議会全員協議会で、各校に給食室を新設する「自校式」などの導入を将来的に検討していく考えを明らかにした。 製造や配送を請け負っていた業者が納品中止を申し出たことを受け、この日から町立中2校では生徒が弁当を持参している。 中崎町長は一連の問題について「デリバリー(配達)方式を導入した時の危機管理の欠如が今回の混乱を招いた」と改めて謝罪。「代わりの業者も、給食の再開時期も決まっていない」とし、「保護者に負担をかけるが、一刻も早く生徒たちが安心して給食を食べられる環境を整えたい」と話した。 野島健二教育長は、大手の業者3社と交渉したが「リスクが大きい」と断られたことを明らかにした。野島教育長は「地元の業者とも話を進め、登校時にコンビニ店で弁当を購入してもらうことも検討している」と述べ、1