東京・高田馬場(新宿区)で45年にわたって多くのスケーターに愛されてきたスケートリンクを含む複合スポーツ施設「シチズンプラザ」が来年1月末に閉館することが発表され、関係者に波紋が広がっている。都内の常設スケートリンクは、同施設の閉鎖後は3カ所となる。羽生結弦選手の五輪連覇などでフィギュアスケート人気が高まる中での閉鎖に、関係者からは競技者の練習場所の確保を心配する声が上がっている。(石原颯) 高田馬場駅から徒歩7分の好立地にあるシチズン・プラザ。通いやすさから競技者から市民まで幅広いスケーターが集い、スケート文化の発展を支えてきた。 開業は昭和47年で、48年にスケート場がオープンした。シチズンが100%出資して経営していたが、「レジャーの多様化に対応できない」(同社IR広報室)と来年1月末の撤退を決定。施設の老朽化も進み、大規模な投資が必要となることも理由だという。 シチズンプラザ閉鎖の