原子力発電所にとって、揚水式発電所が不可欠になってくるのは電力需要が最少の時。グラフ1でいうと【グラフ1A】の頃のことです。とりわけ、年間を通じて電力需要がもっとも少ない4月の午前3〜5時頃とか、全国の工場が休みに入っていることの多い正月、1月2日・3日の未明の時間帯が問題です。 グラフ4に示したのは2000年4月のピークの様子です。ピーク電力が12,130万kwほどですので、そのときの最少時【グラフ4 D点】には、これより遙かに少なくなっているはずです。 グラフ4のDの頃、このときにどんなことが起こっているかというと・・・・ TOPへ グラフ1・3では、「流入式水力・地熱」や「原子力」の電力供給はほとんど変化していません。グラフ4のDの時のように、春や秋の電力需要のボトムの時には、これらの電力供給量よりも需要が下回ってしまうのです。つまり、電気が余ってしまうのです。 電気は余らせることが