この世界のあらゆる輝きが俺にとってはほとんどどうでも良くなってしまう事は肉体が魂が消え失せる事のように直接的ななにかの死だ。 何もない。空洞ですって歌う曲があったが空洞さえない。 時が早く過ぎて娘。たちに会える日がまた来るのを待つしかない。 握手会というのに行ったが彼女の存在の恐ろしさを目の当たりにしどう足掻いてもこの生命と一緒に暮らし過ごせる時間などもって5分だろうと思えた。残酷なまでの輝きであり、どこまでも優しい別れの瞳だった。彼女の美しさをまえにして、いつも現場でなんて無様な容姿をしている生命体共だと軽蔑していた輩が、優勢なる思考と話術によって、彼女を喜ばせている場面を見てしまったのなら、ああ、俺は、この人たちに一ミリも及ばないのだと思えた、彼女に素敵な言葉も励ましも笑いもなにも捧げてあげられないのなら死んだ方がましだと彼女の瞳と手の感触と小ささに謝っても、もう、すぐに彼女は俺ではな