Microsoftは初代Xbox(Xbox 1)の後、「Xbox 1.5」と呼ばれる中間バージョンアップを計画していた。Xbox 1.5では、Xbox 1との互換性を保ちながら、CPUやGPUを強化してパフォーマンスを伸ばすプランだった。 据え置き型ゲーム機(ゲームコンソール)は、通常5年単位で次世代機に入れ替わる。5年間はハードウェアスペックは据え置く。ゲームタイトル側は、最初の2年でコストをかけて開発の経験を積み重ね、後半の3年で収穫する。5年サイクルはゲームコンソールの不文律で、公理のようなものだ。しかし、Microsoftは、このルールを破るつもりだったことになる。 Xbox 1.5では、Xbox 1のゲームタイトルはハードウェア互換でそのまま走り、1.5対応の新タイトルは、より高品質になるという計画だったようだ。Xbox 2相当の大きなジャンプではないが、世代途中でライバルを性能