自分で撮った写真にどんな名前をつけるか、それをブログに載せるさいにどんな解説を書くか、は同一のデータに主観的にタグをつける行為であり、それはここまで膨大に膨れ上がり、かつ増殖し続けるインターネット上の情報をいかに検索しやすく分類するのがよいかを考えて実行に移す文脈で問題になっている伝統的な分類(Taxonomy)と新しい分類(Folksonomy)をめぐる論争にどこかでつながっていると感じてきた。 bookscannerさんが紹介してくれた最近の動向にいたる経緯を調べてみたら、米国では2004年末くらいから、そして特に2005年にフォークソノミーに関する様々な立場からの意見が噴出していたことを知った。元祖フォークソノミーともいうべきdel.icio.usを使ったりして調べ始めたら、次々と面白そうな記事、論文が芋づる式に見つかって、フォークソノミーの威力を感じると同時に、ワクワクもした。 面