去年9月、栃木県壬生町にある獨協医科大学病院で、76歳の男性患者が、投与された造影剤に急激なアレルギー反応を起こして死亡していたことが分かりました。病院はミスを認め、男性の家族に謝罪したということです。 その後の院内の調査で、造影剤に軽度のアレルギーがあると男性のカルテに記載されていたにもかかわらず、担当の医師が確認していなかったことが分かりました。 さらに、造影剤を使う検査の必要がなくなり、医師が中止を指示しましたが、指示が伝わらず造影剤が投与されたということです。 病院はミスを認め、重大な医療事故だったとして家族に謝罪したうえで、電子カルテに注意を促すアラートを出すなど、再発防止策を講じたということです。 獨協医科大学病院の平田幸一病院長は「ご遺族に対し深くおわび申し上げます。再発防止に向けて改善の取り組みを徹底、強化して参ります」とコメントしています。
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