2015/6/24 連続児童殺傷事件を起こした酒鬼薔薇聖斗事、「元少年A」によるとされる手記「絶歌」。出版社の太田出版によりますと、初版は10万部で、5万部の増刷が決まっています。 あの事件とはいったいなんだったのかをリアルに描いているとする意見もあるようです。一方で、遺族の了解を得ずに出版されていて、一部の遺族から抗議をうけているという事などもあり、書店によっては販売を中止したり、注文のみに切り換えています。 事件の事を美化している、言い訳がましい、さらに印税が入ってくる事で「事件を売り物にしていいのか」という批判も高まっています。宮台さんは、この「絶歌」の出版をどのようにお考えですか? まずは出版された経緯からお話しましょう。昨日(6月18日)発売の『週刊文春』によれば、この手記は2012年に幻冬舎の見城徹社長のところに封書で持ち込まれ、見城さんがこれを検討し、しかも週刊文春によると4