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ブックマーク / www.magazine9.jp (5)

  • 憲法9条の死と再生│映画作家・想田和弘の「観察する日々」

    『選挙』『精神』などの「観察映画シリーズ」で知られる映画作家、 想田和弘さんによるコラム連載です。 ニューヨーク在住の想田さんが日々「観察」する、 社会のこと、日のこと、そして映画や芸術のこと…。 月1回の連載でお届けします。 第32回 憲法9条の死と再生 自衛隊を米軍の補完部隊として差し出すための「戦争法案」が、9月17日にも参議院会議で強行採決されるとの見込みをメディアが伝えている。この記事が出る16日には、すでに委員会で強行採決されているかもしれない。あるいは、反対運動の高まりや野党の抵抗が効果を発揮し、採決は延期されるかもしれない。 いずれにせよ、安倍晋三政権の特徴のひとつは、民主的な理念や手続き、民意を尊重しないことである。日テレビが9月4日から6日にかけて行った世論調査では、法案を今国会で成立させることに批判的な人が65.6%に及び、肯定的な24.5%を大きく上回ったが、

    憲法9条の死と再生│映画作家・想田和弘の「観察する日々」
  • 安倍首相が憲政史上初!? 政治主導による憲法解釈変更‐立憲政治の道しるべ/南部義典‐| マガジン9

    憲法によって国家を縛り、その憲法に基づいて政治を行う。 民主主義国家の基盤ともいえるその原則が、近年、大きく揺らぎつつあります。 憲法違反の発言を繰り返す政治家、憲法を無視して暴走する国会…。 「日の立憲政治は、崩壊の危機にある!」 そう警鐘を鳴らす南部義典さんが、 現在進行形のさまざまな具体的事例を、「憲法」の観点から検証していきます。 第25回 安倍首相が憲政史上初!? 政治主導による憲法解釈変更 参議院通常選挙が終わって 開票結果は、大方の予想通りでした。両議院の「ねじれ」は見事に解消されました。政府与党執行部は、当面の政権運営と国会対応に関し、相当な自信を得たように見受けられます。秋の臨時国会以降、この6年間見られなかった「国会の強行採決」が復活するかもしれません。フリーハンドに行政権力が行使され、監視機能を果たせない国会においてノーチェックで政策が決定されていくことに対し、主権

  • 小林節さん(慶応義塾大学教授)×伊藤真さん(伊藤塾塾長)(その1)政権交代と「憲法の力」

    ちょうど2年ぶりになるお二人の対談です。前回は、「政権交代」への期待が高まっ ていた頃でした。さて今回お聞きしたのは、「総選挙の結果政権交代が行なわれて、 憲法状況はどうなった?」「凍結したまま動かない憲法審査会は?」そして「国民投票法が施行される2010年は、どうなる?」などについてです。 年末年始の3回にわたってお送りします。 伊藤真●いとう・まこと伊藤塾塾長・法学館憲法研究所所長。1958年生まれ。81年東京大学在学中に司法試験合格。95年「伊藤真の司法試験塾」を開設。現在は塾長として、受験指導を幅広く展開するほか、各地の自治体・企業・市民団体などの研修・講演に奔走している。著書に『高校生からわかる日国憲法の論点』(トランスビュー)、『憲法の力』(集英社新書)、『なりたくない人のための裁判員入門』(幻冬舎新書)、『中高生のための憲法教室』(岩波ジュニア新書)など多数。 小林節●こば

  • 第1回 法律が大の苦手な僕が改憲問題を論じる必要に迫られる理由<その1>‐映画作家・想田和弘の「観察する日々」‐マガジン9

    『選挙』『精神』などの「観察映画シリーズ」で知られる映画作家、 想田和弘さんによるコラム連載がスタート! ニューヨーク在住の想田さんが日々「観察」する、 社会のこと、日のこと、そして映画や芸術のこと…。 月1回の連載でお届けします。 第1回 法律が大の苦手な僕が 改憲問題を論じる必要に 迫られる理由 <その1> 「マガジン9」編集部から、月に1回程度の連載を依頼された。 「気になっていること、考えていることを自由に書いて欲しい」とのことだから、何を書いてもいいのだが、いま最も気になっていることの一つは、奇しくも日国憲法の改定問題である。 だから、連載第1回は憲法の問題について思うところを述べることにした。いや、たぶん1回では到底論じきれない大きな問題なので、複数回にわたるのではないかと思う。別に「マガジン9」向きの話題を無理に書くつもりもないのだが。 最初に断っておくが、僕は憲法の専門

    第1回 法律が大の苦手な僕が改憲問題を論じる必要に迫られる理由<その1>‐映画作家・想田和弘の「観察する日々」‐マガジン9
  • この人に聞きたい│伊藤真さんに聞いた(その1)参院「一票の格差」判決で、国会へのいらだちをあらわにした最高裁│マガジン9

    伊藤真さんに聞いた(その1) 参院「一票の格差」判決で、 国会へのいらだちをあらわにした最高裁 「〈一人一票〉は民主主義の根幹である。一票の投票価値つまり政治に対する影響力が住んでいる地域によって異なってもよいという考えは、私にとってはとうてい許すことはできないものであり、人種差別と同じくらいの大問題です」とする伊藤真さん。この制度を是正させるため、「投票価値の不平等を定める公職選挙法は憲法違反であり、同法の下で行われた選挙は無効である」との判決を求める裁判、「一人一票裁判」の原告団の一人として2009年より闘ってきました。全国各地の高等裁判所で次々に画期的な「判決」を導き出し、最高裁判決としては、2011年には衆議院議員選挙においての、2012月10月17日には、参議院選挙においても「違憲状態である。国会は速やかに選挙制度改革を」との判決を勝ち取りまし た。まずは、この判決についてお聞き

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