伊藤真さんに聞いた(その1) 参院「一票の格差」判決で、 国会へのいらだちをあらわにした最高裁 「〈一人一票〉は民主主義の根幹である。一票の投票価値つまり政治に対する影響力が住んでいる地域によって異なってもよいという考えは、私にとってはとうてい許すことはできないものであり、人種差別と同じくらいの大問題です」とする伊藤真さん。この制度を是正させるため、「投票価値の不平等を定める公職選挙法は憲法違反であり、同法の下で行われた選挙は無効である」との判決を求める裁判、「一人一票裁判」の原告団の一人として2009年より闘ってきました。全国各地の高等裁判所で次々に画期的な「判決」を導き出し、最高裁判決としては、2011年には衆議院議員選挙においての、2012月10月17日には、参議院選挙においても「違憲状態である。国会は速やかに選挙制度改革を」との判決を勝ち取りまし た。まずは、この判決についてお聞き