このところ、住みたい街としてのランキングを確実に上げつつある埼玉県の大宮駅東口側が30数年ぶりに動き始めている。 大宮駅周辺では、1971年に発表された東北・上越両新幹線の計画を契機として1969年に認可された土地区画整理事業が加速。平成初期にはそれまで開発が進んでいなかった西口駅前にソニックシティ、大宮スカイビルなどが整備された。以降もソニックシティ周辺では開発が続いているほか、北側では今後総戸数数百戸規模のタワーマンションが複数棟建つ予定という。 「取り残されていた」東口側 その一方で東口側はあまり動いてこなかった。もともとは、2400年以上の歴史を持つと言われる古社・武蔵一宮氷川神社の門前街、中山道の宿場街(明治以降に中山道は現在の西口側に移動)であり、戦後も長らく埼玉県の商業の中心地として栄えた街。 大宮中央デパート、十字屋、長崎屋、西武百貨店などの商業施設が集まっており、ハタプラ