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ブックマーク / www.technologyreview.jp (8)

  • ストレスは血液に蓄積する、心不全の再発と多病の仕組みを同定

    東京大学、千葉大学などの共同研究チームは、心不全になると、そのストレスが血液の源である造血幹細胞に蓄積することを発見した。心不全は一度発症すると再発を繰り返し、他の病気にもよくかかること(多病)が特徴であるが、その仕組みは不明であった。 研究チームは今回、「心不全になると、そのストレスがどこかに蓄積する」と仮説を立てて研究を実施。心不全時のストレスが骨の中にある造血幹細胞に蓄積し、ストレスが蓄積した造血幹細胞からは心臓を保護する免疫細胞が作られないことを見出した。このため、心臓の保護作用が失われて機能が低下し、心不全が再発しやすくなるという。 造血幹細胞は全身の臓器に免疫細胞を供給しており、ストレスが蓄積することで腎臓、骨格筋、脂肪組織などの免疫細胞にも悪影響を与える。研究チームによると、このことが、心不全に合併し生命予後の悪化と、関連する腎臓病やサルコペニアの発症といった多病に関与してい

    ストレスは血液に蓄積する、心不全の再発と多病の仕組みを同定
  • フェイスブック、脳でARを操作できるリストバンドを開発

    フェイスブックは考えるだけでコンピューターを操作できるリストバンドを発表した。AR/VR技術へ積極的な投資を続けてきたフェイスブックは、スマートグラスやウェアラブルデバイスなどを相次いで投入する。 by Tanya Basu2021.03.23 81 89 2 6 フェイスブックは脳からの運動信号を変換し、考えるだけでデジタル・オブジェクトを操作できるリストバンドを開発したと発表した。 ストラップに不格好なアイポッドが付いたような見た目のこのリストバンドは、筋電位(EMG)センサーを使って、脳から手へ情報伝達する運動神経の電気的な活動を読み取る。フェイスブックによると、いまだ名称不明のこのデバイスを使うと、指で画面をスクロールしようと考えるだけで、拡張現実(AR)メニューを操作できるという。 ARは現実世界の視界にデータや地図、その他の画像などの情報を重ねて表示する技術だ。最も成功したAR

    フェイスブック、脳でARを操作できるリストバンドを開発
  • 「あつ森」「ツイッチ」も活用の米民主党、若者取り込みに躍起

    若い有権者の投票を促すためにツイッチで人気ゲームをプレイした民主党のオカシオ=コルテス下院議員は、一気に人気配信者となった。傍観する共和党とは対照的に、民主党は若年層との接触機会を拡大している。 by Tanya Basu2020.10.30 30 10 2 0 10月20日午後9時直前、民主党の「AOC」ことアレクサンドリア・オカシオ=コルテス下院議員がツイッチ(Twitch)に登場し、米国で今最も人気のビデオゲーム「アマング・アス(Among Us)」をプレイした。「ハイ、みんな! すごくワクワクしてるわ!」という挨拶から始めたオカシオ=コルテス下院議員は、民主党全国委員会が予算を投じている支援プログラム「私は投票する(I Will Vote)」を利用して、どのように大統領選挙の投票をするか計画を立てよう、と視聴者に呼びかけた。 いくつかの技術的問題が発生したものの、オカシオ=コルテス

    「あつ森」「ツイッチ」も活用の米民主党、若者取り込みに躍起
  • 「新型コロナ後」の世界は どう変化するか?

    We’re not going back to normal 「新型コロナ後」の世界は どう変化するか? 新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐために多くの国で、人と人が接触する機会をできるだけ減らす「社会的距離戦略」が実施されている。これまでの「日常の生活」には戻らないかもしれない。 by Gideon Lichfield2020.05.04 4133 1020 45 41 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大を止めるには、仕事、運動、社交、買い物、健康管理、子どもの教育、家族の世話など、ほぼすべての行動様式を根的に変える必要がある。 誰もが早く日常の生活に戻りたいと思っている。しかし、数週間経っても、数カ月経っても、日常の生活には戻らない。中には、二度と元に戻らないものもあるだろう。多くの人がそのことにまだ気付いていないが、間も無く気付くことになるはずだ。 現在、すべて

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  • 新型コロナ、世界の最新データが見られるサイト10選

    新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の最新データが得られる、おすすめのダッシュボードを紹介しよう。 by Neel V. Patel2020.03.11 510 174 20 11 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な流行に関する詳細情報を得ようとWebをチェックしたことがあれば人なら、少なくとも1つか2つのダッシュボードを見かけたことがあるはずだ。新型コロナウイルスの感染地域、最新の感染率や死者数、新たな症例が確認された国やアウトブレイクが見込まれる地域の内訳などの情報を、インタラクティブな地図やビジュアルを使って可視化したランディングページのことだ。 すべてのダッシュボードが同じように作られているわけでないし、すべての人が同じダッシュボードにアクセスできるわけでもない(たとえば米国の対イラン制裁により、イランではジョンズ・ホプキンス大学が運営するダッシュボード

    新型コロナ、世界の最新データが見られるサイト10選
  • グーグル、ディープフェイク対策の巨大データベースを発表

    グーグルは9月24日、ディープフェイク検出ツール開発を促進する活動の一環として、公表されている様々なアルゴリズムを用いて人工知能 (AI) が生成した3000のビデオを含むオープンソースのデータベースを発表した。 この1年の間に、生成アルゴリズムによる映像合成技術が非常に向上し、作成した映像はまもなく現実のものと区別がつかなくなってしまう可能性がある。とりわけ、2020年の米国大統領選が近づいていることもあり、専門家は現在、これらのいわゆるディープフェイクを検出する、より良い方法を見つけようとしのぎを削っている。 グーグルが9月24日に発表したオープンソースのデータベースは、28人の俳優の協力を得て作成された。話したり、一般的な表情をしたりといったありふれた課題をする俳優たちの映像を収録した後、公開されているディープフェイク・アルゴリズムを使って彼らの顔をすげ替えたのだ。 フェイスブック

    グーグル、ディープフェイク対策の巨大データベースを発表
  • 脳コンピューティングのブレークスルー、超伝導ニューロンを設計

    MITの研究者たちが、超伝導ナノワイヤーを用いて、生物のニューロンに似た特性を持つ人工ニューロンを設計した。実行速度と消費電力の両面で、生物のニューラル・ネットワークに匹敵する性能を持つデバイスを構築する基盤となる可能性がある。 by Emerging Technology from the arXiv2019.09.13 175 101 2 19 人間の脳は、科学の知る限り、最も卓越したコンピューティング装置だ。現代のマイクロプロセッサーのギガヘルツのクロック速度に比べ、人間の脳はわずか数ヘルツというカタツムリのような速度で動作している。 脳の強みは、毎秒10億もの多数の計算を同時に実行できるところだ。従来のコンピュータではまだ解決できていない問題(運転、歩行、会話など)を脳が簡単に解決できるのは、この並列処理のおかげだ。 さらに印象的なのは、脳がポリッジボウル(お粥を入れるボウル)程度

    脳コンピューティングのブレークスルー、超伝導ニューロンを設計
    success-happy
    success-happy 2019/09/27
    超電導ニューロン
  • 200メートル先から「心臓」で個人特定、米軍がテロ対策で新技術

    米国防総省は、赤外線レーザーを使うことで、200メートル離れたところから個人の心臓の特徴を検知できる装置を開発した。シャツやジャケットなど普通の衣服の上からでも検知できるうえ、顔認識技術で人を識別するよりも堅牢性が高く、安定して使えるとしている。 by David Hambling2019.07.01 497 184 7 2 すべての人の心臓は異なっている。眼球の虹彩や指紋のように、人それぞれの心臓の特徴を、人を見分ける手段として使うことができる。重要なのは、離れたところからそれが可能なことだ。 米陸軍特殊部隊の関心を引いたのはこの最後の点だ。遠隔生体測定の手法には他に、歩き方で人を識別する歩容解析などがある。この方法は無人機による空爆の前に、ある名うてのイスラム過激派組織(ISIS)テロリストを確認するのに使われたらしい。しかし、顔と同じく歩き方は、特徴をはっきり区別できるとは限らない。

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