欧州委員会では携帯MP3プレイヤーの最大音量に制限を設けるべきとの声が高まっているそうだ(BBC、本家/.より)。 販売されているプレイヤーの中には音量を120デシベル(航空機のジェットエンジン相当)まで上げることが可能なものもあるそうだ。しかし現在最大音量に関する安全基準はなく、取扱説明書にリスクを明記することが義務付けられているくらいである。長時間大音量で音楽を聴くことにより聴力に支障をきたす恐れがある人は1千万人に上るとの報告もあり、EUの専門家らは最大音量をデフォルトで85デシベルに止め、設定によって最大100デシベルまで上げられるような規定を設けるべきという。 カセットプレイヤーなどの従来の携帯音楽端末とは異なり、MP3プレイヤーは多くの音楽を携帯し長時間聴くことが可能である。このため騒音の中大音量で長時間聴くことも多くなり、よりリスクが高いと考えられているそうだ。