「公務員が国歌、国旗を否定するなら辞めればいい」「起立しないのなら、府民への挑戦と捉える」 16日午後、橋下氏は維新の会の条例案について報道陣に問われると、積極的な姿勢をむき出しにした。 維新の会は当初、府教委が設置する府立学校だけを条例案の対象にすることを検討。しかし、橋下氏は数日前、同会幹部に対し、市町村が設置する小中学校にも対象を広げるべきだと提案していたという。 「起立して国歌を歌うのは(公務員として)当然の規範だ」。条例成立にこだわる理由を、橋下氏はこう説明する。府教委が文書での指示を繰り返してきたことに対し、起立を拒む教師が続いていることにいらだちも隠さなかった。「教委がマネジメントできないから条例化せざるを得ない」 橋下氏はさらに、大阪市も含む府全域に「投網」をかける条例案に込めた、もう一つの意図を明かした。 人事や予算の権限をめぐり国・都道府県・市町村の役割が複雑