6月16日、中日の岩瀬仁紀投手がナゴヤドームで行われた北海道日本ハム戦で、今季16セーブ目を挙げ、佐々木主浩(元横浜ほか)、高津臣吾(元ヤクルトほか)に続く、日本プロ野球史上3人目の通算250セーブを達成。名球会の入会資格を得た。岩瀬は社会人のNTT東海(当時)から1999年にドラフト2位で中日に入団。1年目から中継ぎで活躍し、2004年から抑えに転向。05年にシーズン最多記録の46セーブを挙げ、昨季は史上初の11年連続50試合登板、5年連続30セーブを果たした。 ■議論が尽きない通算250セーブの価値 03年に日本プロ野球名球会の入会規約が改定され、従来の入会資格である「通算200勝以上」、「通算2000本安打以上」に加え、新たに「通算250セーブ以上」を達成した選手も名球会の入会資格を得られることとなった。もちろん、投手の分業化が進む現代プロ野球にあって、クローザーの価値が高まったこと