荒川区が動物に餌を与え周辺住民に迷惑をかける行為を罰則付きで禁止しようとしている条例案について、同区議会の建設環境委員会は五日、賛成多数で可決した。十二日の本会議に同委員会の審議結果が報告され、採決が行われる。 同委員会の採決は委員長を除く七人で行い、自民、公明などの五人が賛成、共産と民主の二人が反対した。罰則の削除や条例自体の白紙撤回などを求める六件の陳情は賛成少数で不採択となった。 同委員会では、西川太一郎区長が「かわいい猫をいじめる条例ではない。(私を)信じてほしい」などと条例の趣旨に理解を求めたのに対し、「行政が取り締まるべきではない」などの反対意見が出ていた。 (藤原哲也)