今日、娘を外で遊ばせた後に実家へ寄ったのだけれど、本棚に青い書籍があった。 その本棚は、母が孫である娘のその時の年齢に合わせて選んだ、十冊にも満たない即席の本棚だ。 古いいわさきちひろの絵本から、童話を解析した大人向けの分厚い本まで、飽きの来ないライナップを揃えている。 流動的で、いつも行く度に一、二冊が入れ替えられている。 その本棚に今日は、見かけない、でも懐かしい画集が置いてあった。 青い青い表紙裏表紙背表紙。イルカが泳いでいる。…クリスチャンラッセン? …ちがう。ラッセンじゃない。 開いてみると、実家に居た頃、特に十代の頃に良く見ていた画集だと、記憶とそして畏敬に近い感覚が蘇った。 …画家名を見る。これは、ロバート・リン・ネルソン。 若い頃は、その名前を意識してすらいなかった。ラッセンとか、みたいな、すごいイルカと海の絵を描く、超人の絵。 ラッセンも好きで、今も家で一番大きなカレンダ