ようやく上梓することができました。著者グールドが亡くなる直前に出版されてから8年! (もっとも、前作『マラケシュの贋化石』日本版出版からは6年ですがーそれでも時間かかりすぎか) 日本の出版界は、不況でも進化論系翻訳書が好調だけれど、 なんとなく底が浅いというか、読み通す元気が出ないものが多い。 やはり原点に返り、ダーウィンとグールドを読むべきだろう。ドーキンス一人じゃ寂しいでしょ。 ただ、泣いても笑っても、グールドの自然史学エッセイはこれっきり。 翻訳を開始したときは紙の原書を使っていたけれど、 最後は電子本を見ながら、辞書も含めて、すべてディスプレイ上でやることになった。 テクノロジーに追いつかれて追い越された感じ。 とりあえず、読者の皆さんは紙で楽しんで下さい。 自炊して電子ブックで読む手もありますが・・・ でもその場合は、2セット買って、1セットは紙の本として残してね。 9.11と3