名作「クール・ランニング」の奇跡が再び起こった。24年ぶりにジャマイカ代表が冬季五輪のボブスレーに帰ってきたのだ 北京五輪の開会式。モスグリーンのジャケット、蛍光イエローのパンツに身を包んだジャマイカ選手たちが、ダンスステップを踏みながら入場する姿に、思わず笑顔をもらった人は多いのではないだろうか。 彼らは映画『クール・ランニング』(1993年公開)で有名になったジャマイカのボブスレー代表だ。 24年ぶりの快挙で『クール・ランニング』再び? 『クール・ランニング』とは、南国ジャマイカの選手たちが、1988年にカルガリー五輪でボブスレーでの代表を目指し、悪戦苦闘しながら代表権を獲得したという実話を元にしたスポーツ熱血コメディ映画だ。ジャマイカという国はもちろん、ボブスレーという当時はあまり馴染みのない競技を広く知らしめた人気の作品である。 ちなみにジャマイカはカルガリー大会以降も2人乗りを中