原発事故で放出された放射性物質による被害を避けるための対処法として、”放射能を分解除去できる”とか”放射能の毒出しができる”などと宣伝されている疑わしい方法が、雑誌などのメディアや放射線の害を警告する活動をしている一部の団体などから紹介されて広まりつつある。しかし、体内の放射性物質除去という効果に疑問が大きいだけでなく、かえって健康を害する恐れがあったり、効果が期待できないのに高額な商品であるなど、問題視すべきものが多い。その代表的ないくつかを紹介する。 まずは、マクロビオティックである。これは独自の陰陽思想にもとづくトンデモ栄養学のひとつである。(マクロビオティックの詳しい解説は、ブログ「とらねこ日誌」を参照。http://d.hatena.ne.jp/doramao/ ) もともとはマクロビオティックにもとづく食事療法を実践していた医師が、長崎の原爆の被爆者達に「爆弾をうけた人には塩が
![あやしい放射能対策/片瀬久美子 - SYNODOS](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9d7a51e76c627224e1951147d9a43ec90c4ca0f7/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fsynodos.jp%2Fwp2%2Fwp-content%2Fthemes%2Ftheme-synodos2%2Fassets%2Fimgs%2Fshared%2FOG-LOGO.png)